ぼくのかんがえた最強ゆめにっき

ゆめにっきだから途中で終わるよ。ゆめにっきだから、うろ覚えなところはあるよ。そうなったら勝手に保管して自作小説みたいになっちゃうよ。忘れないうちに書いておくことを目的にしているから誤字脱字がすごいと思うよ、もろもろゴメンネ。

1.22に見た夢

一国の若い姫に助けられる。私は敵国の軍の幹部のような王子だった。

召喚獣みたいなものが一人に複数ある世界で、私は重症をおう。

気絶し運ばれた先は敵国で、軍部の真ん中で療養していた。回復ができるのは命をつなぎとめるところまででそれ以上は命を燃やしてしまうため、腹は左に大きな穴と、右の横腹はそげたままとなっていた。

私は相棒の召喚獣を呼んで、運んでもらって広い中庭に出たり、散歩したりをして何日もたった。兵士や看護婦、姫とはすっかり打ち解けてしまい、得意分野の召喚獣談義で盛り上がるほどに。一般には召喚獣は一人に2匹程度が普通だが、私は召喚獣ととても多く契約していた。もともと自国では召喚獣の研究をしていたためだ。

腹は相変わらず穴だらけだったが、ある日、周りの人々がピリついていた。そもそもそれに気づいたのは契約している召喚獣の一つに召喚者にもたらされる祝福、副作用のようなもののためだった。

正午前、広場に軍が整列し始めていた。見たところ、これから偉い人のスピーチがあるようだった。高い位置にある自分の病室の窓からぼう、っと眺めていた。横になったまま私は敵国の重要人だ、本来は始末される側だ。しかし、まだ気づかれていないのか、生かされている。何か情報を引き出すつもりなのか、この先無事に国へ帰れるのか、一体私をどうするつもりなのだろうか、と嫌な思考ばかりが足早に脳裏をよぎり、絡まり、負の感情が体を身震いさせた。薬学にたけたこの国の薬が痛みをないものとしていたが、同時に肌から感じる感触などもなくなっていたーーそれほどまでに今は動ける体ではないのだった。

――が、そのために気づかなかったが、自分の手を姫が握っていたのだ。

それに気づいた瞬間、私は背中が凍りついた。姫の纏うはずの清らかな青いオーラが、黄色がかったオレンジ、つまり敵意となっていた。私が受けている祝福はこの敵意などの感情のオーラを見ることができるというものだった。

本日来たであろう偉い人がきっと私を知っていた。そして姫に何かしらを命じたに違いない。もうこの人は味方ではない、このスピーチでも何かが起きるはずだ、早くここから逃げなければいけない、全身が粟立った。

姫に気づかれてはいけない、と思ったが、遅かった。何かを察した姫は目を大きく開いたまま、こちらに手を向け念が私に触れた瞬間、私の体は私の意識の管轄を離れた。例えるなら、人形の体に魂を入れられたようだ、こうなっては指一本動かすことはできない。声も発せず、目玉ばかりギョロギョロと傍観することしかできなかった。

そこからの状況の悪化は早かった、姫は私の拘束をすると、誰かに連絡した。すぐに私は看護婦たちによって車椅子にのせられ、病棟から軍部棟へ運ばれた。道中も必死に召喚獣を呼ぼうとしたが、やはり意識だけではどうにもできなかった。

もしも姫があのとき睡眠の魔法を私にかけたのだったら、私の意図しない意識の欠落を察知した召喚獣が現れていただろう。だが、今は体の一切の自由を奪われただけだ。この姫、私が何かしら保険をかけいることを知っていたのだろう。だからリスクは高いが体の自由だけ奪ったのだ。

高位の軍人である証拠の称号をたくさんつけた軍人が慌ただしく出入りする部屋へ入っていった。

中は高級な絨毯が敷かれ、壁際の本棚には本が大量に敷き詰められ、部屋の奥には高そうなデスクについた、なんと国の第一王子がいた。長身で細身だが胸板は薄くなく、長い黒髪と白のマントをなびかせ、こちらを見てククク、と笑った。

なるほど、たしかにこいつとは面識があったなと思った。

王子はこちらへ寄ると、とても嬉しそうにようこそ我が国へと言った。

私はなにもできずにいた。

王子もそれを察したのか、姫に口の麻痺を解くように言った。

姫は反論しようとするも、王子に目だけで制され、おとなしく従った。

私は久しぶりだな、XX国第一王子、XXXX、となるべく正式名称で呼んでやった。

王子はケタケタと笑い久しぶりと返した。姫のオーラは、オレンジから

真っ赤に変わってしまった。そうか私の身分への疑心が確信と変わったか。

しばらく美しい言葉たちによる罵倒のしあいを行った。私は隙を見て召喚獣を呼ぼうと思ったが、この王子隙をみせない。呼べたとしても、体が動かなければどうもできない。焦燥が私の体を支配していた。

王子は思いついたように姫に私を軟禁せよと命じた。そして私を尋問せよと言った。姫は困惑し、それはあまりにも、と寛大な措置を!と懇願した。私の体はあまりにもボロボロで実際いつ死んでもおかしくない、このままでは情報も引き出せません、と言った。王子はくつくつとわらうと、だからお前は成長せんのだ、と言った。貴様の回復魔法でいくらでも直せばよかろう、傷つくたび、治し、治療の痛みでまた何かはくやもしれんだろ?と姫に迫った。

私は固唾を飲んだ。

イカれてる、自分の兄弟にそんなことを命じる、戦争直前の敵国王子である私をあんに殺せと言う、この王子は、狂っている。

私が死ねば、もしくは私が拉致されればきっと両国の戦のきっかけになるだろう。

私は、意を決して3体ほど召喚獣を呼んだ。召喚の口上を省略したため力は半減しているが、一つは回復、一つは防御、そして移動。

体の麻痺を回復させながら、防御の獣に包まれ、移動のものとともに窓を割り外へ飛び出した。建物は5階、流石に恐怖を感じたがあの王子の道具にされるのは御免だった。移動の獣がうまいことわたしをp、姫にあんな顔をさせる行為を強いる立場なのもいやだった。とにかく逃げねばならなかった。広場を突っ切らる必要があった。あそこは軍人が集まっている危険があったが今は広場を避ける余裕などない。自分の体が満足に動かないこと、追っ手が迫っていること、そしてなによりまずかったのは傷口が開いていることだった。移動の召喚獣に乗っている間、この傷口の血が治ることはないだろう。

生き物の全てには生れながらの精霊属性がある。火、水、風、土、雷、暗、明ーー。通常の生き物は暗、明以外の属性が血統や土地柄によって授けられる。暗明が自然的に属性として割り当てられることはない。しかしこの属性が存在しているのは、もともと魔族に見初められたもの、精霊に惚れられたものが授けられる、選ばれた属性なのだ明は総ての属性を統べ、暗は全ての属性に相反する。問題は暗属性の召喚獣だった。暗属性自体はどの属性とも相性が悪く、相入れることはない。だが、私は明属性のため、暗の全てが私にとってはひどい毒のように弱点なのだ。普段の体力であれば特に問題もないだろうが今回に至っては腹に穴が空いているのだ、どこまで耐えられるか。

 

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っていう夢だったよ。

設定とか結構覚えてるものだったよーうな。